グローバル・スタディーズ

グローバルな視点を育む

October 24, 2014

グローバル・スタディーズは、毎週金曜日の自由研究の時間で実施しています。10年生から12年生(高校1年生から3年生)が一緒に活動し、論文にまとめ上げる取り組みです。

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論文のテーマは、貧困、人権、環境、リーダーシップ、国際協力からひとつを選び、1年間かけてじっくりとグローバルな視点を養っていきます。

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前期はテーマに沿った内容のビデオを見たり、インターネットや文献での調査を中心に進め、後期になるとそれに加えて留学生との交流や講演などの体験的な学びの機会も増えていきます。生徒たちは、調べて得た知識と体験による気づきが自分の中でつながっていくことを感じながら、研究テーマを探っていきます。

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この日は、自分の論文テーマとして考えていることを発表して意見交換をし、11月の講座でお話をされるコンゴ共和国の元こども兵士ミッシェル・チクワニネさんについてリサーチをしました。

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まず3~4人のグループをつくり、自分の論文テーマについて話していきます。まだディスカッションに慣れていない生徒もいましたが、先生のサポートもあって徐々に話し合う声が増えていきました。

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「ドイツの環境対策についてもっと知りたい」「スペイン旅行で興味を持ったガウディと宗教観について調べたい」と、数人の生徒が今考えているテーマを発表しました。

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後半は部屋を移し、グループごとにミッシェル・チクワニネさんについて調べていきます。みんなでパソコンの画面を見ながら事前に考えた検索ワードで関連事項もピックアップ。どのグループも集中して調べていて、チクワニネさんや子ども兵士について知るうちに、どんどん興味が深まっていきました。

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このグローバル・スタディーズの活動をとおして、これまで知ることのなかった世界の出来事に関心を向けたり、日頃から興味のあったことを別の視点で捉え直す体験ができる楽しさを、生徒たちみんなが実感しています。