9月15日、16日の2日間で、生徒たちの活動の集大成である『ペガサス祭』(学園祭)が行われました。
『天馬行空~輝く自分~』のテーマのもと、「想像力を広げ、互いに高め合うことで、それぞれの個性を輝かせる」という想いを込めて、クラス、委員会、クラブ、自由研究の活動を紹介しました。
さまざまな展示、ステージでの出し物などで賑わう中、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の取り組みでの学びの成果を発表しました。
「アフリカン・スタディーズ」「ヨーロピアン・スタディーズ」「ラウンドスクエア」「模擬国連」のコーナーが設けられた教室で、活動の記録やレポート、写真をパネルに掲示。案内役の生徒が、来場者に積極的に声をかけ、自分たちの体験や考えたことなどを伝えていきます。
「この道路を境に、富裕層と貧困層の生活空間がはっきりと分かれています」
「貧困層が生活している区域は、野良犬がいて、車もすごいスピードで走っていて、とても危険なんです」
「アフリカン・スタディーズ」に参加して南アフリカを訪れた生徒の、現地で感じたことや問題点を説明する真摯なことばに、じっくりと耳を傾ける来場者の姿が見られました。
「ラウンドスクエア」を紹介するコーナーでは、ワークショップで作成したものを展示。難民に届ける服を集めるアイディアや、泥水をきれいにする濾過器と設計図、作成中の様子を記録した写真に、多くの人が足を止めていました。
SGHの取り組みのテーマのひとつである「環境」についても、来場者が、環境問題を身近に考えられるように問いかけました。
どのコーナーも、自分たちが学び、そこから感じた想いを多くの人々と共有し、一緒によりよい世界を創造していきたい、そんなまっすぐな眼差しが感じられる展示でした。
さまざまな工夫をとおして、来場者とコミュニケーションし、自分たちの経験を伝えた生徒たち。
SGHで学ぶことの「誇り」とともに、世界への想いを力強く見る人に届けました。