内閣府国際平和協力本部事務局(PKO)の協力のもと、「国際平和協力法(PKO法)制定25周年記念写真展」が開催されています。 「世界の笑顔のために」と題されたこの写真展は、施行後25年のPKOの活動をより多くの人に伝え、これからの国際協力の在り方を考えるきっかけとなることを目的に各地で巡回展示されています。
玉川学園では、生徒たちが自然に目にすることができるように、約40枚の写真を図書館の機能を兼ね備えた生徒のための学習情報センター・MMRCで展示。
国際平和のために、より積極的な役割を果たしていくことの必要性を見定め、1992年に制定した「国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律」。それ以来行われてきた、国際平和への人的、物的協力を記録した写真は、生々しく圧倒的な事実とともに活動の意義を伝えていました。
ずらりと並んだ写真には、南スーダン、ハイチ、ネパールなどの地域で行われた、道路の維持補修、物資の提供といった支援活動や、現地の人々との温かな交流の様子が写し出されています。
その1枚1枚からは、「PKOの活動が現地の人々の生活を支え、その先につながるたくさんの“笑顔”を生み出しているのだ」というメッセージが放たれ、MMCRに立ち寄った生徒たちや、「探求型学習研究会」を訪れた人々など多くの目を引きつけていました。
今回の写真展で、報道やメディアでの議論、社会科の勉強でしか知る機会のなかったPKOの活動について、具体的な事実を知った生徒たち。世界で活躍する未来を思い描き、より多くの“世界の笑顔”へとつながっていきます。