模擬国連/MUN@IB

世界を捉えるコミュニケーション

July 19, 2014

7月17日から3日間にわたって開催された「ラウンドスクエア玉川会議」の最後のプログラムとして、「模擬国連」が行われました。

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模擬国連は1923年ハーバード大学で始まった取り組みで、日本には国際政治学者の緒方貞子さんによって伝えられました。
玉川学園では、正規授業として普通クラスは毎週木曜の放課後に、IBクラスは「MUN部」として毎週水曜日のお昼休みに、それぞれ英語のみを使って実施。どのようにして英語で自分の意見を相手に伝え、納得させるのかを実践的に学んでいます。

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通常は参加者ひとりひとりが各国の大使として各国の立場から議論を展開しますが、今回は3つのグループに分かれてディスカッションし、決議案を英語で発表・質疑応答するスタイルで行なわれました。

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議題は「絶滅危惧種の管理と対処法」。リサーチを交えてグループ内で討論し、動物園での保護管理から交配技術の推進、ペットとして持ち込まれる外来種への規制など、各グループがそれぞれの視点で提案をまとめ、発表しました。最後に、最も説得力のある案が採択されて閉会しました。

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今回の模擬国連の議題の設定から資料作成、会の運営までを仕切った議長の富田千恵さんは、「模擬国連は私にとってたくさんのことを教えてくれる活動です。今回はみんなが楽しんでくれたので本当にやってよかった」「私はリーダーシップを取ることが得意ではなかったのですが、議長という立場で関われたことで自信にもなり、大きな達成感がありました」と取り組みを振り返りました。

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副議長を務めた本杉佳子さんは、「模擬国連に参加するたびに、もっと英語を学ぼう、リサーチ力をつけようと思うんです。自分のモチベーションを上げてくれる、学校生活の中でも大切な存在です」と、この活動への想いを伝えてくれました。

玉川学園での模擬国連は、このように生徒自ら広い視野や目的意識を得て、豊かなコミュニケーション力を育む場になっています。