「グローバル・スタディーズ」は、貧困、人権、環境といったテーマの中から興味あるものを選択して、自分たちで研究・レポートをし、国際問題への理解を深める授業です。
この日は、10月5日から滞在しているドイツ・ゲーテ校の交換留学生に、授業の時間を使って校内を案内する特別授業を実施しました。
今回の授業で出された課題は、玉川の生徒とドイツ人留学生混合の4~5人一組のチームをつくり、校内で自分たちのお気に入りの場所を選んで、オリジナルの記事をつくりあげること。
校内を歩きながら、グラウンド、校舎や学食など複数のスポットを巡り、各所で写真を撮影しながら、チームのみんなで協力してMAPを完成させていきました。
チームのメンバーの共通点を3つあげて、それもMAPに記入。“Me too !!” 「えっドイツでも同じなの!なんだか近い存在に感じるね」。思いがけない共通点をたくさん見つけて、お互いの距離がぐっと近づきました。
最初のうちは、ことばの壁もあって思うように会話が弾まないチームもありましたが、“Why did you come here?” “How do you feel about Japan?” など自分たちのわかるボキャブラリーで繰り返し話しかけることで会話の糸口をつかんでいきました。どのチームも、最終的にはチーム全員がひとつになってコミュニケーションできるようになりました。
「最初は自分の英語力に不安があって話しかけるのに抵抗があったけど、話し始めるととても楽しくて自然と笑顔になっていました!」「日本とドイツは遠いけれど、好きなことや楽しいことは同じなんだなと思いました」と、頭だけで考えたり悩んだりするよりも、実際にやり取りすることの大切さを自分の体験として学び、国際交流の土台である異文化コミュニケーションの体験を楽しんでいました。