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“生きた英語”で発信する自分の想い

December 19, 2018

クリスマスムードの漂う12月下旬、英語の文学作品や偉人のスピーチを暗記し、自分のことばのように発表する「レシテーション・コンテスト」が行われました。
英語の授業の一環としてレシテーションに取り組んだ10年生、11年生の各クラスから選出された代表者たちの、熱のこもった発表が繰り広げられました。

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「音読をとおして“生きた英語”に何度も触れ、英語を自然に使えるようになってほしい。そして、発表した生徒には自信を、聞く生徒には英語に興味を持つきっかけにしてほしい」
英語科の先生のそんな想いからはじまったレシテーションコンテストは今年で5回を数え、すっかりこの時期の定番行事になりました。

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この日は、出場する生徒の他にも、運営スタッフとして有志の生徒たちが積極的に関わり、朝早くから受付や設営などでコンテストを支えていました。

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「学校にいるときは昼休みや放課後の時間にネイティブの先生に見てもらい、家ではお母さんにも見てもらって練習しました」
約2ヶ月にわたって準備してきた成果を余すことなく発揮できるよう、最後まで入念に確認する生徒たち。緊張の面持ちでコンテストのスタートを待ちます。

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定刻を迎え、いよいよ「レシテーション・コンテスト」の幕が開きます。

最初に登場した10年生は、8名がリレー形式で、『不思議の国のアリス』の一場面を暗唱していきます。
背景のスライドは10年生の生徒たちが協力して作成。物語をモチーフにしたイラストでパフォーマンスを盛り上げました。

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生徒たちは、キャラクターになりきってジェスチャーをしたり、身体をめいっぱい使って“偽ウミガメ”と“グリフォン”の掛け合いをユーモラスに演じたり個性豊かに発表。英語ならではの“ことば遊び”がふんだんに散りばめられた物語を、楽しみながら表現しました。

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続く11年生の「スピーチ暗唱の部」では、11名の生徒たちが、ネルソン・マンデラやリンカーン、マザー・テレサ、エマ・ワトソンといった近現代における有名なスピーチの暗唱に挑戦。

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審査員のネイティブの先生も真剣な眼差しで、生徒たちひとりひとりのパフォーマンスをじっくりと見つめ、その成果を受け取ります。

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生徒たちは実際のスピーチの動きや間を再現しつつ熱演。本人が伝えたかったメッセージを、その背景とともにひとりでも多くの人に届けようと、スピーチに力が込もります。

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「マザー・テレサの伝えたいことがよくわかり、彼女と同じ気持ちになって世界に発信していきたいと思いました」
「マララさんのスピーチの意味を自分でちゃんと理解して、その内容をみんなに伝えるように練習しました」
発表を終えた生徒たちは、ここまでの過程で学んんだことや得たことを振り返り、達成感を噛みしめていました。

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IBコースの生徒たちは、レシテーションではなく「プレゼンテーションの部」として参加。“スマホ依存症”などの社会問題や“自分が今伝えたいこと”といったテーマで考えてまとめたことを発表。英語力を存分に発揮したプレゼンで魅了しました。

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全てのプログラムを終え、最後は優秀なパフォーマンスをした生徒の表彰が行われました。
表彰状と副賞を受け取った生徒たちの表情は、「やりきった」という清々しい笑顔で輝き、全身から充実感が溢れていました。

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それぞれに選んだ文章に込められたメッセージに、自分の想いを重ね力強く聴衆に届けきった生徒たち。
英語と何度も向き合い、ことばと対話しながら、“生きた英語”を体得したという確かな自信とともに、これから先のさまざまな場面で生かせる発信力を手に入れました。

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