グローバルキャリア講座

国連で世界のために働く

July 16, 2014

7月16日、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の基礎講座である『グローバルキャリア講座』の1回目が実施されました。
国際機関や国内外の大学とのつながりを通して、ひとりひとりが世界の問題に興味を持ち、将来の国際社会での活躍をイメージすることが講座の目的です。

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この日の講師は元外務省国際機関人事センター所長の伊藤光子さん。国際舞台の第一線で活躍されてきた方です。
講座のテーマは、「国際機関職員として活躍する―将来は世界を舞台に」。12年生(高校3年生)230名が講堂に集まり、伊藤さんの話に耳を傾けました。

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伊藤さんは、国際機関の職員になるための方法をわかりやすく紹介。キャリアの少ない若手のために、外務省が実施する人材育成プログラム「JPO派遣制度」についてや、高校生の時から異文化に触れて理解を深めることなど、できるだけ早く準備をすることの重要性が伝えられました。

国際公務員として働くことを将来の職業の選択肢のひとつとして知ってほしい、と伊藤さん。
「国連職員になるためにいちばん重要なのは、“使命感”と“情熱”です。大変な仕事ですが、その分生きがいややりがいがあります」という多くの現場を見てきた経験からのメッセージを、生徒たちは真剣な表情で聴いていました。

その他、国連で働く日本人の約6~7割が女性である、という事実は生徒たちに強い印象を残したようでした。世界の女性の地位向上プロジェクトにも携わる伊藤さんは、「女性が能力を発揮し、輝ける職業として、ぜひ女子生徒のみなさんが国際舞台で活躍されることを期待しています!」と語りかけました。

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講義に続いては、質疑応答。「国連機関で働く魅力とはなんですか?」という生徒からの質問に、「自分が必要とされ、貢献できることですね。開発援助に行った国がだんだんよくなり、その国の人が喜んでくれる。大切なのは人と人とのつながりや、やってよかったなという気持ちです」と伊藤さんは笑顔で回答。使命感を持ち、世界のために働いてきた誇りが現れていました。

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講座に参加した臼井悠太郎さんと新井穂奈美さんは、「国連の仕事に関心はあったけれど、ほとんど知る機会もないし、誰に聞いていいのかわからなかったので、今日お話を聞いて、どうしたら職員になれるのか、どういう仕事なのか具体的にイメージすることができました」「今後もこの講座を通していろいろな仕事や世界での働き方を知ることがとても楽しみです」と笑顔で語っていました。

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今年度のグローバルキャリア講座は、来年3月まで12回のシリーズで開講されます。

Lecturer Profile
伊藤 光子
Mitsuko Ito
元外務省国際機関人事センター所長、海外安全相談センター室長を歴任。その後在インドネシア大使館、ニュージーランドのオークランド総領事館に赴任した。また、OECD日本政府代表部にも勤務し、国際機関とのつながりも深い。